適性検査(WEBテスト)のTG-WEBでは電卓・計算用紙を使用できるのか疑問に思っている人もいるでしょう。
※「TG-WEBとは?対策法や例題を完全解説!TG-WEBはこれで完璧だ」もぜひ参考にしてください。
後ほど詳しく解説しますが、TG-WEBでは電卓の使用が認められているケースとそうでないケースがあります。
本記事ではTG-WEBを今までに100回以上受検し、日本で一番TG-WEBに詳しい自信のあるTG-WEBマスターの私タケルが、TG-WEBで電卓・計算用紙は使えるのか?について詳しく解説していきます。
ちなみにですが、TG-WEBにはたった3時間の勉強でTG-WEBが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものTG-WEB受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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TG-WEBで電卓・計算用紙は使える?
前提として、TG-WEBには以下3つの受検方式があります。
- 自宅受検
- TG-WEB eye
- テストセンター
自宅受検は、自分の家から自分のPC(パソコン)でTG-WEBを受検します。試験監督やAIによる監視は一切ありません。
TG-WEB eyeは自分の家から自分のPCでTG-WEBの受検が可能ですが、AIによる監視があります。
※詳しくは「TG-WEB eye監視型とは?見分け方や対策方法・URLは?メモは可能?完全解説!」をご覧ください。
テストセンターは専用の試験会場にまで足を運び、試験会場に設置されているPCからTG-WEBを受検します。
※詳しくは「TG-WEBにテストセンターはある!見分け方や出題問題・結果の使い回しは?」をご覧ください。
受検前には運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を提出して本人確認を実施する必要があり、試験中は試験監督が巡回しています。
カンニングや代行・替え玉受検の防止が徹底されているのが特徴です。
※TG-WEBを含む適性検査(WEBテスト)の代行・替え玉受検は犯罪です。詳しくは「TG-WEBの代行は犯罪なので絶対にやめましょう!逮捕リスクについて徹底解説」をご覧ください。
そして、TG-WEBではすべての受検方式において計算用紙の使用が認められています。
しかし、テストセンターの場合はカンニング防止の観点から、試験会場でスタッフから配布された計算用紙とペンを使用する必要があるのでご注意ください。
自分で持参した計算用紙・ペンを使用することはできません。
そして、電卓の使用は自宅受検のみ認められています。
TG-WEB eyeとテストセンターでは電卓の使用は認められていません。
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TG-WEBは電卓なしでも解ける?
自宅受検とTG-WEB eyeでは旧型・新型という2種類のタイプの問題があります。
どちらが出題されるかは企業によって異なりますが、多くの企業は旧型を採用しています。
※旧型は従来型とも呼ばれています。詳しくは「TG-WEB従来型とは?例題・試験時間・問題数もすべて解説!」をご覧ください。
従来型で出題される計数の問題は以下の例題のように、複雑な計算が必要ないものばかりです。暗算や筆算を使って計算した方が早いケースがほとんどでしょう。
※計数=数学と捉えていただければ問題ありません。
【例題】
0から5までの数字が書かれたカードが1枚ずつある。このカードで4桁の整数を作るとき、整数は全部で何通りできるか。
【解答&解説】
千の位に0が入ってしまうと4桁の整数とならないので、千の位には0以外の5枚のカードのいずれかが入ります。
百の位には千の位で使った数字以外の5枚のカードのいずれかが入ります。
同様に、十の位にはそれまで使った2枚以外の4枚のカードのいずれかが、一の位にはそれまで使った3枚以外の3枚のカードのいずれかが入ります。
したがって、できる可能性のある整数は5×5×4×3=300[通り]・・・(答)となります。
以上の例題の通り、電卓の使用が認められている自宅受検の場合でも、電卓を使う機会はあまりないでしょう。
しかし、新型の計数では四則逆算と図表の読み取りという以下のような問題が出題されるため、自宅受検の場合は電卓が必須です。
※「TG-WEBの新型とは?旧型との見分け方は?出題される問題もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
【四則逆算の例題】
次の□にあてはまるものはどれか。1〜5の中から1つ選びなさい。
330÷□÷1.2=0.5×27.5
- 0.5
- 0.05
- 20
- 200
- 0.2
【解答&解説】
与式を変形すると、330÷□=0.5×27.5×1.2=16.5より、□=330÷16.5=20となるので、正解は3・・・(答)です。
※「TG-WEBで四則演算は出るので対策必須!模擬テストもご用意しました」もぜひ合わせてご覧ください。
【図表の読み取りの例題】
以下の表はA国〜E国における人口とGDPを表したものである。以下の表をもとに、1人あたりのGDPが最も高い国はどこか答えよ。
人口[百万人] | GDP[十億米ドル] | |
---|---|---|
A国 | 38.6 | 283 |
B国 | 52.3 | 856 |
C国 | 61.2 | 680 |
D国 | 6.8 | 98 |
E国 | 8.1 | 167 |
【解答&解説】
1人あたりのGDP=GDP÷人口で計算可能です。
各国の1人あたりのGDPは以下のようになります。
- A:283÷38.6=7.3・・・
- B:856÷52.3=16.3・・・
- C:680÷61.2=11.1・・・
- D:98÷6.8=14.4・・・
- E:167÷8.1=20.6・・・
よって、正解はE・・・(答)です。
TG-WEB eyeの場合は電卓が使えないので、暗算または筆算を利用して解くしかありません。
そして、テストセンターでは上記でご紹介した四則逆算と図表の読み取りに加え、推論という問題が出題されます。例題は以下の通りです。
※「TG-WEBの推論とは?具体例と解き方をわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。
【推論の例題】
P〜Vの7軒の店は下図のイ〜トのいずれかである。店の大きさはどれも同じで、店の入り口は道に面している。以下の条件がわかっているとき、確実にいえることはどれか。
・条件1=PとQは向かい合っている。
・条件2=VとUは向かい合っている。
・条件3=RとTは向かい合っている。
・条件4=SとUは隣り合っている。
・条件5=QはRの東隣にある。
- Vはロである
- Tはハである
- Sはホである
- Pはロである
- Qはニにである
【解答&解説】
条件5より「Q=ロ」「R=イ」(仮説1とする)、「Q=ニ」「R=ハ」(仮説2とする)のいずれかの組み合わせしかありえないことがわかります。
そして、仮説1・2に条件1と3をあてはめてみます。
仮説1のときはPは「ニまたはヘのいずれか」、そして「T=ハ」です。
仮説2のときはPは「ロまたはトのいずれか」、そして「T=イ」です。
条件4から、仮説1または仮説2のいずれの場合にしても、隣り合う店が存在できるのは「ホとヘ」の組み合わせしかありえません。
条件2からUは他の店と向かい合う位置にあるので「U=ヘ」が確定し、同時に「S=ホ」が確定します。
よって、正解は3・・・(答)となります。
推論で複雑な計算が必要になることはほぼないですが、四則逆算と図表の読み取りは正確かつスーピーディーに計算する能力が求められます。
TG-WEBで関数電卓は必要?
上記でご紹介した例題の通り、TG-WEBで使用する電卓は四則演算ができれば十分です。
なので、TG-WEBで関数電卓は必要ありません。
※関数電卓=一般的な電卓の機能に加えて、三角関数や指数関数・対数関数といった高度な計算もできる電卓のこと。
ちなみにですが、TG-WEB以外の適性検査(SPIや玉手箱、CUBICなど)においても、関数電卓を必要とする・関数電卓があれば便利な問題が出題されることはありません。
※「SPIとTG-WEBの違いは?どっちが難易度高い?徹底比較してみた」もぜひ参考にしてください。
なので、就活生・転職活動中の社会人は関数電卓ではなく、四則演算ができる一般的な電卓を購入しましょう。一般的な電卓の方が関数電卓よりも安いので、お財布にも優しいです。
TG-WEBの受検におすすめの電卓
最後に、筆者がおすすめする電卓をご紹介しておきます。
TG-WEB以外の適性検査(WEBテスト)でももちろん使えます。
おすすめはシャープ(SHARP)が販売している「N431-X」です。数字も入力しやすく、かなり使いやすいです。
「N431-X」は以下のように計算結果が表示される画面の角度が自由に変更できるので、自分が見やすい位置に調整可能です。
また、数字を入力するときのすべりを防止するゴム足が裏面の4ヶ所に設置されているので、滑ることがありません。
料金は税込909円です。Amazonなどでも販売されているので、就活生や転職活動中の社会人はぜひ購入を検討してみてください。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はTG-WEBで電卓・計算用紙は使えるのか?について解説していきました。
繰り返しにはなりますが、TG-WEB eyeとテストセンターは電卓の使用が不可なので、計算ミスには十分ご注意ください。