TG-WEBは数多くある適性検査(WEBテスト)の中でも問題の難易度がかなり高いのが特徴です。
なので、TG-WEBを受検予定の就活生や転職活動中の社会人の中には、TG-WEBを誰かに代行してもらおうと考えている人もいるのではないでしょうか?
※「TG-WEBとは?対策法や例題を完全解説!TG-WEBはこれで完璧だ」もぜひ参考にしてください。
しかし、TG-WEBに限らず適性検査(WEBテスト)の代行は犯罪なので絶対にやめましょう(後ほど詳しく解説します)
本記事ではTG-WEBを日本一熟知するTG-WEBマスターの私、タケルがTG-WEBの代行が犯罪となる理由や逮捕リスクなどについて徹底解説していきます。
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TG-WEBの代行は犯罪です
2022年11月、就活中の女子大学生のWEBテストを代行したとして大阪府に住む京都大学出身の男性が逮捕されるという事件が発生しました(女子大学生は書類送検されています)
この男性はその後、起訴され「私電磁的記録不正作出・同供用(刑法161条の2第1項・3項)」という罪で執行猶予4年・懲役2年半の有罪判決を受けることになりました。
WEBテストを代行して逮捕・起訴されたのはこの男性が日本で初めてとなります。
TG-WEBもWEBテストの一種なので、TG-WEBの代行は立派な犯罪です。絶対にやらないようにしましょう。
TG-WEBの代行はどうやったらバレる?
TG-WEBには以下3つの受検方式があります。
- 自宅受検型
- TG-WEB eye
- テストセンター
自宅受検型はその名の通り、自分の自宅から自分のPCでTG-WEBを受検することです。試験監督や第三者による監視はありません。
TG-WEB eyeは監視型のTG-WEBです。自宅から受検が可能ですが、代行・替え玉受検を防ぐためにAIによる監視が行われます。
※詳しくは「TG-WEB eye監視型とは?見分け方や対策方法・URLは?メモは可能?完全解説!」をご覧ください。
テストセンターは専用の試験会場に出向いて、そこに設置されているPCからTG-WEBを受検することです。試験会場には代行・替え玉受検やカンニング防止の観点から試験監督が巡回しています。
※詳しくは「TG-WEBにテストセンターはある!見分け方や出題問題・結果の使い回しは?」をご覧ください。
つまり、代行受検ができてしまうTG-WEBは自宅受検型のみとなります。
では、TG-WEBの代行はどうやったらバレるのでしょうか?
代行がバレる理由としては以下の3つがあげられます。
- 能力検査の点数があまりにも高い
- 性格検査の結果と面接での印象があまりにも違う
- 家宅捜査が行われる
それぞれ詳しく解説していきます。
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能力検査の点数があまりにも高い
TG-WEBでは受検者の学力を測定するための能力検査として言語・計数・英語の3科目が用意されています。
※「TG-WEBの言語はこれで完璧!例題やコツ・対策法まで全解説!」もぜひ合わせてご覧ください。
※ほとんどの企業は言語と計数のみです。英語を採用している企業はほとんどありません。詳しくは「TG-WEBの英語を例題で完全解説!答えは流通してる?してません!」をご覧ください。
冒頭でも解説した通り、TG-WEBは問題の難易度がかなり高い適性検査(WEBテスト)です。
なので、多くの受検者が苦戦します。特に計数は0点を取ってしまう受検者もいます。
TG-WEBを高学歴や頭のいい人に代行してもらった結果として、能力検査でかなり高い点数を取ってしまうと、代行を依頼した受検者の学歴によっては代行を疑われる可能性もあるでしょう。
TG-WEBで出題される問題の難易度を把握したい人のために、計数の例題を1問ご紹介しておきます。
【例題】
1組のトランプから、スペードの3〜7のカードを取り出した。この5枚をA〜Eの5人が1枚ずつ引き、誰がどのカードを持っているかを見せ合った。その結果について5人が以下の発言をしたが、本当のことを言っているのは3のカードを持っている人だけで、残りの4人は全員嘘をついている。このとき、Dが持っているカードに書かれている数を答えよ。
A「私のカードは7ではない」
B「私のカードはDよりも大きい」
C「Aのカードは3だ」
D「私のカードはCよりも大きい」
E「Aのカードは7だ」
【解答&解説】
問題文より、3のカードを持っている人は本当のことを言っています。
3のカードを持っている人がしない発言は「私以外の人が3のカードを持っている」です。
※以上を発言した場合、嘘になるため。
よって、この時点でCの「Aのカードは3だ」という発言は嘘であることがわかります。
つまり、「Aのカードは3ではない」が正しい情報となります。これを手掛かりにして次を考えていきます。
3以外のカードの人は嘘を言うので、Aは嘘を言います。
つまり、A「私のカードは7ではない」は嘘となるので、この時点でAのカードは7であることが確定します。
Aが7なので、E「Aのカードは7だ」は正しいことがわかります。つまり、Eは本当の発言をしているのでEのカードは3であることがわかります。
まだ発言を検討していないのはBとDですが、2人とも嘘を言っていることは確定しています。
BとDの発言を正しい情報に変換すると、
- 私(B)のカードはDよりも小さい
- 私(D)のカードはCよりも大きい
となります。
つまり、B・C・Dを小さい順に並べるとB→D→Cとなることがわかります。
残りのカードは4・5・6なので、B=4、D=5、C=6が確定します。
よって、Dが持っているカードは5・・・(答)となります。
性格検査の結果と面接での印象があまりにも違う
TG-WEBでは能力検査に加えて性格検査も実施されます。
※「TG-WEBの性格診断を例題で徹底解説!何がわかる?対策は必要?」もぜひ参考にしてください。
性格検査とは受検者の性格や思考の傾向を測定し、その結果と社風がマッチするかを判断する検査です。
TG-WEBの性格検査では以下のような科目が用意されており、検査結果はかなり細かく出てきます(以下は一例です)
科目名 | 出題内容 |
---|---|
A8 | コンピテンシー(仕事に必要な行動特性)を測定 |
W8 | 社会性を「自尊」「共感」の軸から測定 |
T4 | エンゲージメント(仕事にのめり込む能力)を測定 |
G9 | 「ストレス状態」と「ストレスの対処法」を測定 |
CAM | 社会的な場面で能力を円滑に発揮できるかどうかを測定 |
Vision | 受検者の働き方が会社とマッチするかを測定 |
TG-WEBを代行してもらった結果、性格検査の結果と代行を依頼した人の面接での印象があまりにも違うと、代行を疑われてしまう可能性もあるでしょう。
家宅捜査が行われる
先ほどご紹介した、WEBテストの代行で逮捕・起訴された男性は警視庁による家宅捜査でWEBテストの代行がバレました。
この男性は当時「ウェブテスト代行@元一件15000円の雇われ京大生代行員」というアカウント名でX(旧Twitter)を運営しており、以下のプロフィールを記載していました。
京都大学大学院卒/元外コン勤務/ウェブテ請負経験約4年、1人で計4000件以上、通過率95%以上 /23卒、24卒、中途、どんな方でも募集中/2科目4000円でウェブテスト代行します。オプションでZOOM画面共有も可能、時間合えば出張も可
XではWEBテストの代行を依頼した人(=お客様)とのLINEのスクショなどもポスト(ツイート)しており、かなり派手な集客・マーケティング施策を行っていました。
警視庁はサイバーパトロールでこれに目をつけ、Xのアカウントから男性の住所を特定し、家宅捜査に踏み切りました。
家宅捜査では男性が保有していたPCやスマホが押収され、警視庁はその履歴からWEBテストの代行を実施した証拠を掴み取ったと思われます。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はTG-WEBの代行が犯罪である理由や、TG-WEBの代行はどうやったらバレるのかについて解説していきました。
繰り返しにはなりますが、TG-WEBを含むWEBテスト(適性検査)の代行は立派な犯罪です。
代行の依頼も代行を受けることも絶対にやらないようにしましょう。